エストラーナテープの副作用で太る?その他の副作用は?

体外受精のホルモン補充周期や更年期障害の治療薬として使用されるエストラーナテープですが、副作用として太ってしまうのではないか心配な方もいらっしゃるでしょう。
エストラーナテープで本当に太ってしまうのでしょうか?
エストラーナテープの副作用で太る?
エストラーナテープで検索すると、予測変換で「副作用 太る」なんて言葉が表示されていました。
これは女性としては気になりますよね!
私も以前エストラーナテープを使っていましたが、太ったかどうか記憶が定かではなかったので、実際にどうなのか調べてみました。
ブロガーさんで、病院の先生に太るかどうか?質問された方がいらっしゃいました。
その先生曰く「副作用で太るのは考えにくい」とのこと。
ただ、エストラーナテープの副作用について、医薬品の添付されている説明書によると、0.1~5%未満の確率で起こる副作用の欄に「体重の増加」と記載があります。
また「便秘」「腹部膨張感」「浮腫」という文字も。
5%未満の副作用なので確率は高くはありませんが、便秘やお腹の膨張感があれば、脂肪が増えていなくても太ったと思ってしまいそうですよね。
また、体がむくんでいると、パンツのウエストや太ももがきつくなったりしますし。
なぜこのような副作用が出てしまうのでしょうか?
それにはエストラーナテープの効果に関係があると考えられます。
エストラーナテープの主成分は、エストラジオールです。
エストラジオールは女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)の成分の1つで、女性ホルモンを補う目的で使用されます。
体外受精治療の際には、胚移植前後で使用することで高温期を保ち、子宮内膜を厚くするく作用があります。
通常の月経サイクルでいうと生理前の状態を維持しているのと同じような状態を薬によって作るのです。
そのため副作用としても、生理前のような副作用が出てしまうのではないでしょうか。
排卵後は卵を着床させるために、女性の体が水分をため込みやすくなります。
そのため体がむくみやすく、体重が増加しやすいのです。
ただし実際には薬の副作用だけではなく、気持ち的な問題で食べる量が増えてしまっている方も多いようです。
食べる量が増えてしまえば、体重が増えるのは納得ですね。
エストラーナテープその他の副作用
エストラーナテープの副作用としては、重大なものではアナフィラキシーがあります。
(発疹、じんま疹、全身発赤、顔や口・喉や舌の腫れ、咳き込む、息苦しい等)
その他、5%以上の確率のものでは、不正出血や乳房の張りなど。
0.1~5%未満のの範囲では眠気、吐き気、めまい、頭痛、腹痛、下痢なども挙げられます。
軽いものであれば様子を見ながら使用を続けることもあるようですが、体調が変だと感じたらかかりつけの先生に相談しましょう。
参考URL:http://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00054301