チョコからの妊活ライフ

チョコレート嚢胞の開腹手術を経て不妊治療に取り組むアラサー女子(?)の妊活日記

体外受精の病院の違いは?私が病院選びで重視した5つのポイント

      2016/03/16

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体外受精をする時の病院選びは悩みますよね。
地元の総合病院から、県外の不妊専門クリニックへ転院した私の場合についてお伝えします。

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体外受精の病院 違いはなに?

体外受精の治療は、高度な治療となるためどこの病院でもできるわけではありません。
大きく分けると、総合病院や大学病院か、不妊治療専門クリニックに分かれます。
総合病院や大学病院は県内にいくつかあり、産科と一緒になっているところもあります。
不妊治療専門クリニックで体外受精ができるところとなると数が限られます。

私は、総合病院にはじめに通い、後に不妊治療専門クリニックに転院しました。
それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

私が感じた総合病院のメリット

通いやすい

地元の病院だったので通いやすいというのが1番でした。
毎日の注射も通いやすかったです。
わからないこと、不安なこともすぐに先生に対面で聞けましたのはよかったですね。

費用が安かった

体外受精は、保険がきかない自由診療なので、病院によってかかる費用はかなり異なります。
1回の治療で20万円~60万円と大きく違うんですよね。
私が通っていた地元の病院は、総合病院だけあって金額面ではかなり安かったですし、内膜症の治療と並行して行うことで、保険の適用となり、 3割負担でよいときもありました。

内膜症などの治療もできる

私はチョコレート嚢胞が破裂し、開腹手術をしたことがあり、今も小さなチョコレートがあります。
総合病院であればチョコレート嚢腫が大きくなってまた手術しなければいけない時も、入院手術をその病院で行うことができます。

私が感じた総合病院のデメリット

地元の総合病院は通いやすくしようも安かったのですが、成功率が低いというデメリットがありました。
私の年齢での体外受精の妊娠率は、全国平均では30%後半でしたが、その病院では20%前半だと言われました。
ただ、当時は年齢も若く、とりあえずやってみようということで、費用も安く通いやすい地元の病院を選びました。

1回採卵し、3回の胚移植を行いましたが、一度も陽性が出ず…
先生からも転院をすすめられたので転院をすることにしました。

転院するときは、不妊治療専門クリニックにしようと決めていました。
今通っているのは、全国的にも有名なクリニックです。
不妊治療専門クリニックのメリットはこちらです。

私が感じた不妊治療専門クリニックのメリット

症例数が多く、実績がある

転院先を選ぶにあたり、私が1番重視したのは実績です。
まず、年間何人ぐらいの人が治療を受けているのか。
そして成功率(妊娠率)はどれくらいなのかということ。
自分の年齢での妊娠率の全国平均より高い妊娠率の病院を選びました。

高度な治療ができる

次に重視したのは、いろいろな治療ができるかどうかでした。
私の場合は着床に何か問題がある可能性が高いので、着床について検査できるか、そして着床を高めるための対策ができるかが重要でした。

私が感じた不妊治療専門クリニックのデメリット

通うのが大変

転院先のクリニックへは、車で2時間ほどかかります。
しかし、その病院では自己注射ができるので通う回数はそれほど多くありません。
ただ、ちょっと見てもらいたいと気軽に通院することができません。

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電話が通じない

私が通っているところだけかもしれませんが、あまりに人気すぎて電話がなかなか通じません。
そのためちょっとした疑問などが聞けないまま治療が進んでいたりします。
先生に質問メールも出来ますが、返信が2~3日後ですし、こんなしょうもない事を聞いても良いのだろうかと迷い、結局質問しないこともあります。

費用が高額

もちろんクリニックによって費用は違いますが、技術力や妊娠率が高ければ、遠くからでも人がやってきますからそれだけ治療費も高額になる傾向があるように思います。
私の通っているクリニックでは、1回あたり40~50万円はかかります。

体外受精の病院選び ポイント5つ

体外受精のための病院選びについてポイントをまとめました。

通いやすさ

体外受精が初めてであれば、通いやすさは重視した方がよいです。
薬を使ってみて合わなければ、他の薬に変更しなければいけないですし、意外と何回も通わなければいけません。
治療法によっては、1週間~10日注射することもありますが、自己注射ができないところだと毎日病院まで通わなければいけません。
フルタイムで仕事をしていると、治療に通うのが大変という話もよく聞きます。

費用

体外受精治療は、保険の効かない自由診療です。
そのため費用は、病院によってかなり差があります。
私が最初に通っていた病院では、1回30万円弱で治療ができましたが、転院先の不妊専門クリニックでは1回に50万円ほどかかりました。

妊娠率

一刻も早く妊娠したいのであれば、妊娠率が最重要になります。
私の場合、最初の病院では20%前半、転院先のクリニックでは40%前半と妊娠率が2倍近く違いました。
転院したことで費用は1.5倍になりましたが、妊娠率は約2倍なので、転院してよかったと思っています。

自己注射は可能か

体外受精では、卵を育てるために注射などでホルモンを刺激したりします。
注射する期間は1週間だったり10日だったりするのですが、基本的には毎日病院に通わなければいけないことになります。
ですが自己注射が可能な病院であれば注射セットを自宅へ持ち帰り、自分で注射をすることができます。
私も最初の総合病院では、毎日通っていたのが地味に苦痛でしたが、転院先では自己注射が可能なので、これはかなり助かりました。

治療方針の相性

最後はやはり担当の先生との相性ですね。
体外受精治療していると、ものすごく不安になったり精神が落ち着かなくなったりします。
信頼できる先生かどうかによって、自分の持ちようがかなり違います。
幸い、私の場合は最初の病院も今の病院も、信頼できる先生と出会いましたが、合わないと感じる人もいるでしょう。
まずはどんな先生か、病院などで開かれる不妊治療説明会などに参加することをおすすめします。

まとめ

最初は地元の総合病院に通い3回トライしましたが、後悔はしていません。
体外受精はこんなものなのだ、妊娠って奇跡なのだ…と、実感できたからです。
なので、今のクリニックで電話が繋がらなくても、治療方針についてのやりとりが事務的でも、前の病院よりは妊娠率が良いんだからもう全て任せよう!と、思えます。
そして、自己注射も、毎日病院に通うことを思えば痛いのなんて一瞬だ!と、かなり楽に感じます。
金銭的には大変ですが、これも仕方がないと納得しています。

まずは体外受精をやってみよう!という気持ちなら、通いやすい地元の病院が良いと思いますし、とにかく1ヶ月でも早く!と言うのであれば、遠方でも成功率の高い病院も良いかもしれませんね。

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 - 体外受精の基礎知識