凍結胚移植を自然周期で 排卵日の調べ方と重要性について

転院して初めての胚移植ができる周期です。
(前は遺残卵胞で見送りになってしまったので)
関連記事:採卵後に遺残卵胞が…胚移植が延期になる場合とは?体験談
今回は自然周期での凍結胚移植となったのですが、排卵日前後で法事の都合等で病院に通えない日が!!
しかし、自然周期の場合、排卵日を特定できないと移植ができないと言われてしまいました。
もくじ
凍結胚移植を自然周期で 排卵日の決め方
今回は自然周期での凍結胚移植を予定しています。
凍結胚移植とは、分割が進んだ胚を凍結して子宮環境を整えるので、採卵周期での胚移植と比べて妊娠率が高い傾向があります。
凍結胚移植のやり方は、自然周期とホルモン補充周期の2つがあります。
ホルモン補充周期では、薬で排卵日を指定できるので通院回数が少なくて済みます。
ただし薬を使うので副作用のリスクなどが出てきます。
今回私が行うのは自然周期での胚移植で、自然に排卵がされてから凍結胚を融解する方法です。
通院回数が多くなりますが、私が通っているクリニックでは自然周期の方が妊娠率が高いそうです。
あとは自然周期だけど排卵日の決定については薬を使用するクリニックもあります。
卵胞の大きさを見て、HCGを注射したり、スプレキュアを点鼻したりして、翌日を排卵日とする方法です。
これなら自然に近い形で子宮内膜を整えるので、薬での影響が少なく、通院回数も減らせますね。
しかし自然周期の際は、HCGを使わない方がHCGを使う場合と比べて妊娠率が高いという報告もあります。
排卵日の調べ方
自然周期での凍結胚移植の場合、排卵日を特定することが大事です。
私の通っているクリニックでは3つの方法を使って、排卵日を特定しています。
基礎体温の測定
生理周期が定期的な場合、基礎体温で排卵日を見ることができます。
低温だった体温がさらに下がった日、もしくは高温期に入った日を排卵日とします。
ただし基礎体温は測定時の環境にも左右されるので、確実性は低いです。
私も基礎体温をつけていますが、体温計によって数値が違ったり、普段からガタガタなのであまりあてにならないなという印象です。
尿中LHの測定
排卵時には子宮内膜を厚くための黄体刺激ホルモン(LH)が急激に分泌されます。
尿中のLHを測定することで調べることができます。
私の場合、生理12日目から1日3回採尿を行いました。
外出しているとよく忘れてしまいますし、採尿セットを持ち歩くのを忘れたりけっこう
大変です。
また陽性反応がずっと続くと、いつが排卵なのか特定できません。
経腟超音波での検査
いわゆるエコー検査ですね。こちらは病院でしか行えませんが、最も確実な方法です。
今回は、生理14日目に受診をし卵胞の大きさを測りました。
24mmの大きさだったので、「そろそろ(排卵)かな」などと話していましたが数日たっても排卵していません。
通常は20mm前後で排卵するようです。
私の通っているクリニックでは、以上の3つの検査により排卵日を特定しています。
最も確実なのはエコー検査ですが、毎日の受診が必要です。
受診間隔が空いてしまうと、いつ排卵したのか特定することが難しくなります。
私も排卵前にD15~D17まで、3日間受診できないことを伝えると、「移植がキャンセルになる可能性が高くなります」と、言われました。
そのため予定を変更して、D15に受診、2日空けてD18に受診しました。
D18に受診した際に、排卵していなかったため引き続き経過観察になりましたが、もし排卵していて排卵日の特定が出来なければ、胚移植は延期になっていたかもしれません。
ちなみに他のクリニックでは、尿検査ではなく血液検査でホルモンの値を見るところもあるようです。
凍結胚移植では排卵日が大事
凍結胚移植を自然周期で行う場合、排卵日を正確に特定することが重要と言われています。
凍結胚を融解して戻す際、移植日を排卵日から数えて3日目や5日目など決めなければいけないからです。
もし排卵日を適当にしてしまうと、妊娠率が大きく下がってしまうと言われています。
まとめ
生理周期が30日であれば、毎月14日前後に排卵があるのかと思っていましたが、排卵日が大きくズレることもあるのですね。
自然周期なら何もしなくて良いと思っていたのに、採尿の手間があったとは…。
休日も通院のために予定を変更しなければいけなかったり、なかなか排卵日に振り回されています^^;
ホルモン補充周期は貼り薬や座薬など面倒に思っていましたが、採尿や病院に通うことを考えれば楽なような気がしますね。