妊娠検査薬でフライングをするorしない?今だから思うこと。

妊活中、妊娠検査薬を使ってのフライング検査をしますか?しませんか?私は以前はしない派だったのですが、もっと度々やっておけばよかったと思うことがあります。
するしないそれぞれのメリットやデメリットについて考えてみました。
もくじ
妊娠検査薬でフライングをするorしない?
フライング検査とは、妊娠検査薬が指定する時期よりも早く検査をすることです。国内で発売されている多くの妊娠検査薬は、「生理予定日1週間後から」使用可能なものがほとんどです。(生理予定日当日から使えるものもありますが、購入できる場所が限られています)
ですが、実際には生理予定日や生理予定日1週間前位からフライング検査をしても、陽性反応が出ることがあります。
フライング検査をする派のしない派のそれぞれの意見をまとめてみました。
妊娠検査薬のフライングはしない派の意見
フライング検査をしない派の意見としては…
「フライング検査しなくても生理が来ればわかること、生理が来なかったときに検査すればいいと思う。なぜわざわざ検査するのか疑問。」
「うっすら陽性が出たと思って喜んでいたら、線が薄くなって、結局妊娠していなかった」
「フライングすることでがっかりするし、生理が来るから2度落ち込むことになる」
「体外受精後はワクワクして過ごしたいから、フライングしないよう我慢するようにしている」
など、確かにフライング検査をすることで一喜一憂してしまいますよね。私ももちろん経験があります。
フライング検査は、確実なものではありません。
意外と排卵日が数日ずれるというのはよくあることですし、妊娠検査薬に反応するhCGホルモンも、ゆっくり出たりするので高温期○日目だからどう…などと一概には言えません。
私の場合、検査薬がもったいないこともあって、妊活を始めてもほとんどフライング検査はしていませんでした。でも今になって思えば、もっとこまめにやっておけば良かったかなと思っています。
フライング検査をすることでわかることもあるからです。
妊娠検査薬のフライングをする派の意見
フライング検査で反応するhCGと呼ばれるヒト絨毛性性ゴナドトロピンは、受精卵が子宮内膜に着床することで体内で作られ、尿中に排出されるホルモンです。
つまり、フライング検査でも陽性が出たならば、それがとても薄くても着床したのということになります。
着床しても染色体異常などでその状態が維持できず流れてしまう場合があります。これは化学流産というもので、通常の生理と同じように行われるため、フライング検査をしなければ分からないことです。
「もしかして陽性!?」と、喜んでも化学流産になってしまったら、ぬか喜びで意味ないじゃん。
と思われる方もしれませんが、妊活中の女性にとっては化学流産できるかどうかは大きな問題だと思います。
フライング検査をするメリット
フライング検査をするメリットはこちらです。
化学流産がわかる
化学流産がわかるというのは実は大事なことです。
化学流産したということは、タイミング法をしている方の場合なら、タイミングはバッチリだったと言えるでしょうし、体外受精治療している場合は、一度は着床したことがわかるからです。
私はあまりフライング検査をしたことがなく、妊娠検査薬で陽性を見たこともありません。そのため、体外受精で陰性ばかりだと、これは着床障害ではないか?と疑いたくなります。
担当の先生からは、もう一度同じ方法でやってみましょうと言われますが、着床障害なら検査をしたり、違うアプローチを取らなければいけません。
私ももっと早くからフライング検査をしていれば、本当に全く着床していないのか、それとも化学流産もあるかが、わかるのに…と思います。
期待が大きくなり過ぎない
妊娠希望であれば生理前は、「もしかしたら!?」と気持ちが上がる時もあれば、「また今回もダメかも…」と、あまり期待しないようにしようと思ったり、気持ちが忙しくないですか?
期待しないようにしようしよう!と思っても、どこかで期待してしまうものです。その状態を生理予定日1週間後まで何もせずにずーっと待つというのが、どんなに長いことか。。。
生理が遅れればそれだけ期待度も高くなってしまいます。我慢に我慢を続けて結果が良ければ良いのですが、ダメだった時は意気消沈どころではないですよね。
なので、私はあえて期待を大きくしないために、一度陰性の状態を見ておくというのをやったりします。真っ白なのを見ておけば数日後生理が来ても、「はいはい、わかってましたよ。」と、現実を受け入れやすいです。(経験上)
フライング検査のデメリット
どちらの結果が出ても気持ちが乱れる
フライング検査なので、確実ではないとわかっていても陽性だったら、喜んでしまいますし、陰性だったらがっくり来ます。
フライング検査をしなかったら経験しなくて済む、一喜一憂ですね。
結果が出た後も、ネットで検索魔になってしまう人もいるでしょう。
検査薬の出費が増える
検査薬は安くないので、たくさん使えばそれだけ出費がかさみます。
妊娠検査薬のフライングをするときの極意
フライング検査をする時なのですが、闇雲に何度も検査をするのではなく、自分なりのルールを作っておくと淡々と検査することができます。
私の場合のルールはこちらです。
同じ検査薬を使う
使用する妊娠検査薬によって反応の出方が違います。こっちの検査薬では陰性だけどこっちは陽性とか。感度が同じように書いてあっても製品によって、出方が違うのです。
その周期は同じ検査薬で統一するようにしましょう。
少しのhCGの量でも反応が出やすいと人気なのは、ロート製薬の「ドゥーテスト」や海外製の「クリアブルー」ですね。
毎日同じ時間帯に検査する
1日に何度か検査をしても結果はほとんど変わりません。変わったとしたら何でだろう?と、また悩まなければいけなくなります。その為毎日同じ時間帯に検査するようにしましょう。
できれば朝一番に検査するのがおすすめです。朝一番の尿がいちばん濃く出ますし、水をかぶ飲みした後では、反応が薄いことがあるからです。
必ず生理予定日1週間後に再検査する
フライング検査で陽性が出ても、これは確実なものではありません。必ず生理予定日1週間後にもう一度検査薬を使ってみましょう。陽性であれば、婦人科に行き妊娠判定を受けましょう。
婦人科での検査も最近では尿検査が多いので、受診時期が早いと妊娠が確定できず「また来週来てください」と言われることもあるので、必ず生理予定日1~2週間後に行くようにしましょう。
おわりに
フライング検査を何度もしていると、結構な出費になりますよね。私はインターネットでまとめて購入するようにしていますが、 1番安く上がるのは海外製の妊娠検査薬です。 1本あたり数十円と日本の10分の1以下の価格で購入することができます。
私の友人は海外製の妊娠検査薬を使っていますが、お金を気にすることなくどんどん使えるので良いと言っていました。ただし海外からの発送になる場合は、 1週間から10日かかることがありますのでご注意を。
繰り返しになりますがフライング検査は、本来推奨されていない使い方です。ですが、普通はわからない化学流産がわかる貴重な検査でもあります。