チョコからの妊活ライフ

チョコレート嚢胞の開腹手術を経て不妊治療に取り組むアラサー女子(?)の妊活日記

採卵後なのに遺残卵胞が…胚移植が延期になる場合とは?体験談

      2016/03/17

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D2に近医モニター医院を受診すると、遺残卵胞があるため今周期はお休みになってしまいました。
遺残卵胞とは何か?どうしてできてしまうのか?その原因や、胚移植や妊娠への影響についてまとめました。

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採卵後に遺残卵胞が残ってしまった!

今周期での凍結胚移植を目指し、生理2日目(D2)に近医モニター医院を受診しました。
エコーで前回卵や内膜の状態を診てもらっていたら、大きめの遺残卵胞があるということで、セントマザーに今周期の治療について相談したところ、胚移植は延期になってしまいました。

遺残卵胞とは?

遺残卵胞とは、前周期から残ってしまっている卵胞のことです。
通常排卵された卵子以外の卵胞は、黄体となって消滅するのですが、その卵胞が生理になっても消滅せずに残ってしまっている状態です。
今周期排卵予定の卵胞とは大きさが違うのでわかりやすいです。
私の場合は、17mmと14mmのものがありました。
20mm以上のこともあるそうです。
「残留卵胞」「残存卵胞」と呼ばれることもあります。

遺残卵胞の原因は?

遺残卵胞が残ってしまうはっきりとした原因はまだわかっていません。
一説によると、HCGや排卵誘発剤(クロミッド、セロフェン等)を使った周期に起こりやすいと言われています。
私も前周期は採卵のため、HMGやHCGを使用しました。
それによって、ホルモンバランスが崩れ、残った卵胞が消失しなかった可能性があります。

遺残卵胞があると胚移植は延期になる!?

今回17mmと14mmの残存卵胞があり、近医の先生も「う~ん」という感じでした。
「20mmまで大きいと延期だと思うけど…(そこまででないしというかんじ)」
セントマザーに相談したところ、今期は延期となりました。

遺残卵胞で延期になるのはどうして?

大きな遺残卵胞があると、どうして胚移植が延期になるのでしょうか?
問題は遺残卵胞があること自体ではなく、黄体ホルモンへの影響です。
黄体ホルモン量は卵胞の大きさで、量が変わります。
そして排卵日や月経のタイミングをコントロールしています。
生理が始まった時期では、通常小さい卵胞のはずなのに、大きな遺残卵胞があることで、黄体ホルモンはもうすぐ排卵時期だと勘違いしてしまいます。

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その結果

・高温期の長さが変わる
・他の卵胞の成長を阻害する
・排卵までの時間が短くなる(生理周期を短くしてしまう)

などの影響が出てきます。
胚移植の周期では、排卵の時期が予想しにくくなったり、移植してもうまくいかない可能性も高くなるため、大きな卵胞がある場合は見送りになる場合が多いようです。
そのため、採卵周期のあとはピルを使用して卵巣を整えるクリニックもあります。

ただ、遺残卵胞があっても移植や着床に影響がない場合もあります。
要は、ホルモン数値が通常通りクリアできれば、良いわけです。
そのため生理初日~3日目に遺残卵胞があっても、血液検査で問題なければ、予定通り移植する場合もあります。
私の場合は血液検査をしなかったので、どうだったかわかりませんが…

遺残卵胞があると妊娠しないの?

遺残卵胞があるとタイミングをとっても妊娠することはないのでしょうか?
上述しました通り、遺残卵胞がホルモンに影響与えていなければ、他の卵胞が成長し妊娠する可能性はあります。
ただし、卵胞は主席卵胞といって、選ばれた卵胞のみが成長し排卵する仕組みになっています。
そのため、遺残卵胞があると遺残卵胞が成長してしまい、他のものが育ちにくくなってしまいます。
また、遺残卵胞自体は時間がかかっての成長なので、空砲であったり、受精率もほぼないと言われています。

おわりに

遺残卵胞は黄体化すれば月経として排出できますが、なかなかそうならず何周期か残ってしまう場合もあります。
そうなると、ずっと治療がストップしてしまいますので、薬を使ったり、吸い出す手術を行ったりします。

私も遺残卵胞がすぐになくなってくれるか心配ですが、来月の生理が来るまでわかりません。
考えても仕方がないので、体調整えつつ卵巣を休めたいと思います。

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